スペイン１部レアル・ソシエダードの日本代表ＭＦ久保建英（２３）とイマノル・アルグアシル監督に摩擦が生じていると、スペインメディア「ゴル・デジタル」が報じた。
同メディアは「最近、日本のスター選手と監督との関係はベストではないことが明らかになっている。両者の絶え間ない衝突が、最終的にどちらかの退団につながる可能性さえあるのだ。すべては２０２４―２５年シーズンの最初の数試合におけるチームの不振から始まった」と伝えた。
久保は昨季後半の不調から絶対的なスタメンという立場ではなくなり、今季もその流れが続いている。本人はそれに納得していない。途中出場で決勝点を挙げた８月２４日のエスパニョール戦では、ベンチスタートに抗議すようなゴールパフォーマンスを披露し、物議を醸した。
またセットプレーのキッカーの立場を失い、５日の北中米Ｗ杯アジア最終予選中国戦後には、ＣＫからＭＦ遠藤航（リバプール）の先制点をアシストした後に「（アルグアシル）監督がね、見てくれたらいいんですけどね」。所属クラブでの現状に満足していないことをにおわせた。このコメントは、スペインメディアでも報じられており、指揮官の耳にも入っていてもおかしくはない。
久保はスペインでブレークするきっかけを与えてくれた監督との関係を修復することができるのか。このままでは、同メディアも言及したように、今季限りでＲソシエダードを去ることに発展しかねない。