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国民・玉木雄一郎氏 高橋茉莉氏の訃報投稿削除の〝真意〟を説明「自分自身、大変悩みました」

東スポWEB 2024年9月10日 13時47分

国民民主党の玉木雄一郎代表は10日、国会内で開いた会見で、元フリーアナウンサーで4月の衆院東京15区補選で公認を取り消した高橋茉莉氏の訃報に関する投稿を削除したことに言及した。

まず玉木氏は会見が生配信されていることを考慮し「つらいお気持ちの方は動画をしばらく離れることをお勧めします」と断った上でこう述べた。

「昨日(9日)、一部のメディアが高橋茉莉さんの自死のことを報道されました。私はこの間、東京15区の補選で我が党として公認して取り消すという結果になりましたけれど、ご縁を得ることになった彼女に最終的に公認を取り消すことになりましたけれでも、その後もSNSで(高橋氏の)活動をみていたりして『元気でやっているな』と少し安心していた。こういう報道に接して、まず驚いていますし心よりお悔やみを申し上げたい」

追悼投稿を削除したことについては「私も(SNSの)フォロワー数が30万人を超えている。私が発信することがご遺族の感情とか、9月というのは非常に若い方の自殺が多いので二次的被害を誘発することにも配慮し、悼む気持ちは誰よりもあると思っていますけれども、そのことを私がSNSで発信する是非については自分自身、大変悩みました」と説明した。

高橋氏に対する投稿には、フォロワーたちからどういう反応があったのか。

「かつて公認をして行動を一時期ともにした者に対して『お悔やみの一言もないのか』ということには多くのご意見や批判をいただきました。私も悩みましたが、今は政治の世界を離れて別の政界で活動されている方であるということ、ご遺族の心情を考えると私が(SNSで)拡散に加担していいのか、そして公党の代表である私が発信するとそれを引用する記事が出てしまう。さまざまな要素を勘案して当初は名前などを言及しない形で発信したのが正直なところであります。結果的にご意見や批判をいただいたので取り消した上で、お悔やみを述べるツイートをいましていますけども、今なおこの対応は正しかったのかどうか私自身悩んでいます」

最後に玉木氏は「命を扱うことの重要性をどのように対応すればいいのか。SNS時代において適切な答えが正直、見い出せてないなかにいるのが実態であります」と語った。

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