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宇野昌磨 ようやく授与された北京五輪団体銀メダルに「自分にしかないストーリーがある」

東スポWEB 2024年9月10日 16時50分

フィギュアスケートの元世界王者で5月に現役を引退した宇野昌磨(26)が〝メダルへの思い〟に言及した。

2022年北京冬季五輪の団体ではカミラ・ワリエワ(ロシア)によるドーピング問題で表彰式が延期となったが、7月に日本は3位から2位へ繰り上がることが決まった。パリ五輪期間中の8月に開催されたメダル授与式はスイスでのアイスショーとの兼ね合いで参加できなかったが、日本オリンピック委員会(JOC)が10日に都内で宇野へメダルを授与した。

宇野は北京五輪のシングルでも銅メダルを獲得し、18年平昌五輪シングルでは銀メダルを奪取。五輪でのメダル数(3個)はフィギュアスケート男女を通じて日本歴代最多となっている。宇野は「メダルの個数が多いのは喜ばしいことではあるが、僕のこの銀メダルは自分にしかないストーリーがあって重みがある」と振り返った上で「メダルを取れた人も取れなかった人も、五輪という4年に1回しかない舞台で、いろんなストーリーがあって、いろんな道があって行われているものだと思っている」と神妙に語った。

8月の授与式では北京五輪男子シングル銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、同女子シングル銅メダルの坂本花織(シスメックス)らが出席。鍵山らの指には「SHOMA」などと書かれていた。宇野は「みなさんに対して先輩らしいことをしてきたわけではないが、僕の意志を引きついで、あの舞台で僕のことを考えてくださっていたのは、とてもうれしく思った」と感謝した。

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