Infoseek 楽天

自民党・赤松健参院議員が漫画「総裁選!!」を党広報SNSでスタート 党内「過去にない発想でビックリ」の声

東スポWEB 2024年9月10日 20時2分

「ラブひな」作者の漫画家で自民党の赤松健参院議員が、目前に迫った総裁選(27日投開票)告示(12日)を前に、漫画「総裁選!!」を党広報SNSでスタートしている。

赤松氏は岸田文雄首相に選ばれた選挙管理委員会委員11人のメンバー。総裁選がモチーフの漫画を描くきっかけは、選管委員会の会合で逢沢一郎選挙管理委員長に「委員長、総裁選のネット・SNS対策ですが、イラストや漫画を使うのはどうでしょうか」と提案して決まったという。

「(選管委員に)選ばれたからには何かしたいと思っていました。逢沢先生に『漫画で総裁選の仕組みを分かりやすく広めます』と言ったら『いいね! それだよ』と言われた。『ぜひやろう』となりました」(赤松氏)

選管メンバー内での反応については「思いのほか評判が良く、片山(さつき)先生からも『拡散するから』と言ってくれています。ベテランの重鎮の方々は頭が固いという先入観があった。だから『ダメだよ』と言われるかと思っていたんですが、即採用されてこれはすごいなと思いました」と明かした。

自民党広報のアカウントは普段、有権者からのネガティブなコメントが多いといわれる。ところが総裁選の漫画を9日から始めると、ユーザーたちから「(総裁選も)こういう時代になったんだ」と高評価のコメントが相次いで書き込まれているという。

「『動画や写真より面白いね』とか『(ラブひなキャラクターの)美少女は出てこないの?』と好意的です。党本部広報も過去にない発想なので、その反響にビックリしています。週3回を予定しています。今日(10日)19時に(2回目を)出すものでは逢沢先生が『総裁と総理の違い』を説明してくれています」

同漫画はまさに総裁選のいろはのいから党員・サポーターにわかりやすく解説。告示後はいよいよ立候補を正式に決めた候補者たちの姿を描くという。

「ネットではキービジュアル(ウェブサイトでメインになるイメージ画像)と言えば、アニメの新番組を連想します。実写ではないポスターを作ってネット上でばらまきます。12日(告示)以降、候補者の許可を取って描きます」と意気込む赤松氏。

しかし、最終的に総裁選の立候補者が9~10人になった場合、選管の仕事に加えて絵を描くことになると「大変ではないか」と聞いてみると「週刊連載だったら、毎週19枚を出していましたから普通ですよ」と赤松氏は笑顔で語った。

この記事の関連ニュース