MLB公式サイトは9日(日本時間10日)に今季6度目となるMVP模擬投票の結果を発表し、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平投手(30)が1位票を28票獲得して1位だった。ア・リーグは51本塁打のヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が1位票を31票得てトップだ。
投票は同サイトの記者、アナリストら37人が5―4―3―2―1の配分で5人に投票した。
「より歴史的なシーズンを送っているのは、ジャッジか大谷か。どちらを選んでも間違いではない。大谷は日曜日のクリーブランド(ガーディアンズ)戦で450フィート(約137メートル)のロケット弾を放ち、また一歩、メジャー初の50本塁打―50盗塁選手に近づいた」と前置きするとMVP受賞に値する理由を並べた。
「46本塁打はキャリア最高タイ。2度のア・リーグMVPに輝いた大谷は、すでに113得点と101打点で自己新記録を樹立しており、どちらもナ・リーグのトップに並ぶ。長打率(6割1分8厘)、OPS(9割9分2厘)、WRC+(169)など、いくつかのカテゴリーではナ・リーグの中で比類のない成績を誇っている」
10日(同11日)は本拠地ドジャー・スタジアムのカブス戦で今季12勝を挙げている今永昇太投手(31)と再戦。また、復帰登板するドジャースの山本由伸投手(26)との日米通じて初の投げ合いが注目されている。
対抗馬として急浮上しているメッツのフランシスコ・リンドア内野手(30)は1位票を9票獲得。「メッツはリンドアの活躍で過去24試合で17勝し、ワイルドカードの最後の1枠を争っている」とチームへの貢献を評価し、本拠地シティ・フィールドなどで「MVPコールを浴びるのは当然」とした。
ア・リーグの2位はロイヤルズのボビー・ウィット内野手(24)で1位票を6票得た。「MVPの栄誉は手にできないかもしれないが、史上最高のシーズンを送っている」と解説した。