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山本由伸の鮮烈復帰も「台なし」 ドジャース1イニング3失策&逆転負けを米メディア酷評

東スポWEB 2024年9月11日 16時52分

ドジャースは10日(日本時間11日)に本拠地ロサンゼルスでのカブス戦に3―6で逆転負けを喫した。

この日最大の好材料は、何といっても右肩腱板の故障から約3か月ぶりに復帰した山本由伸投手(26)だろう。立ち上がりから投げミスもほとんとなく、プレーボールから2回一死を取るまで実に4者連続三振。圧巻の奪三振ショーはとどまることを知らず、降板する4回まで59球で8三振を奪って1失点でまとめた。

ポストシーズン進出は確実だが、チームはカーショーら先発ローテ投手に故障者が後を絶たないばかりか、この日は救援左腕のバンダも負傷者リスト(IL)入り。前日の試合で2失点を喫した後、怒りに任せて利き手で物を殴って骨折したという。投手陣全体がガタついている山本の復活は何にも代えがたい朗報だ。

ところが、そんな試合を勝ち切れなかった。2点リードの8回に守備が乱れに乱れた。無死一塁の場面で捕手のバーンズが一塁に悪送球。無死一、二塁で鈴木が放った中前への適時打で1人が生還しただけでなく、打球を処理した中堅手・エドマンの返球がそれて一塁走者までかえって同点に追いつかれた。

さらに一死一、二塁でブッシュが放った二ゴロをK・ヘルナンデスがランニングキャッチし、そのまま一走をタッチアウトにしようとしたが、グラブの土手に当てて捕球ミス…。ボールが転々とする間に勝ち越しのホームを踏まれ、この回だけで3失策を喫して大量5点を献上した。

米国のドジャース専門メディア「ドジャースダイジェスト」は「悪夢の8回 山本の復帰とエドマンの大活躍を台なしにする」、地元紙「ロサンゼルスタイムズ」も「ドジャース守備陣 山本由伸の強力復帰を台なしにしてカブスに敗戦」などと相次いで斬り捨てた。

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