ＷＷＥの第３ブランド「ＮＸＴ」に加入した〝お騒がせ女〟ことジュリア（３０）が、ＷＷＥデビュー戦を圧巻の勝利で飾った。
８月２５日のマリーゴールド新木場大会を最後に日本マットを離れ、１日のＮＸＴに電撃登場。３日放送のＮＸＴではＮＸＴ女子王者のロクサーヌ・ペレスに「ミー、ユー、ＣＷ」と宣戦布告した。１０日（日本時間１１日）に放送されたＮＸＴでは先週、ジュリアにヒザ蹴りでＫＯされたチェルシー・グリーンとシングルマッチで激突した。
ゴングが鳴ると、観衆は「ジュリア！ ジュリア！」の大チャント。いきなりチェルシーに張られたが、すぐさまヘッドバットでぶち込んで逆襲する。さらにコーナーへのアタックからミサイルキックを発射した。だが、チェルシーも元ＷＷＥ女子タッグ王者のくせ者だ。すぐにジュリアの顔面にヒザを叩き込んで反撃したものの、ジュリアは蜘蛛の巣（変型卍固め）で長身のチェルシーを捕獲。エプロンに逃げたチェルシーには、強烈な打撃を打ち込んだ。
狡猾なチェルシーにはコーナー上段に上がってのスリーパーホールドを決められた上に、ジャーマンで叩きつけられた。続けて変型フェースバスターをくらうが、３カウントは許さない。チェルシーのボディーシザーズを脱出すると、真正面からランニングニー一閃。バックドロップから低空ドロップキック、エプロンを使っての断崖式ネックブリーカーと波状攻撃をくらわせた。
しぶといチェルシーから場外戦で実況席に叩きつけられるも、リングに戻ってのミサイルキックは誤爆させた。好機到来にジュリアはニーリフトから首切りポーズでフィニッシュ予告。最後は豪快なノーザンライトボムでマットに打ちつけ、３カウントを奪った。
デビュー戦を元タッグ王者に完勝で上々発進。これで、一気にロクサーヌのＮＸＴ女子王座挑戦の道筋も見えてきた。ジュリアは自身の「Ｘ」に英語で「やっと」とポスト。続けて日本語で「アメリカに来て、１０日がたち、ＮＸＴデビュー戦終えました！ 毎日刺激受けまくっています！ まだＮＸＴを見たことのない日本の諸君にも見て欲しい」と投稿して、充実感を漂わせていた。
ＮＸＴは「ＡＢＥＭＡプレミアム」にて視聴可。