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【広島】9回9失点で悪夢の逆転負け 新井監督「スパッと切り替えて球場に来てもらいたい」

東スポWEB 2024年9月11日 22時11分

痛恨の敗戦となった。11日、広島は巨人との首位攻防第2ラウンド(マツダ)を2―9で落とし3連敗。首位とのゲーム差は「3」に広がった。

悪夢の9回裏となった。6回無失点の先発・アドゥワの好投や、中盤に4番抜擢の堂林の適時打や犠飛などで少ない好機をモノに、2点リードで9回までこぎつけていた。だが、最終回を託された守護神・栗林良吏が大乱調。先頭の代打・中山から2者連続四球と制球が不安定で、走者をためると、坂本には左前に運ばれ、無死満塁。一塁ベンチから新井貴浩監督(47)がマウンドへと足を運び、直々に「思い切って腕を振ればいいから」と背中を押したが、流れを変えることはできなかった。迎えた吉川尚に死球を与え1点差とされると、4番・岡本に同点適時打、続くモンテスには再び押し出し四球。完全な〝自滅〟で逆転を許すと、新井監督は栗林をあきらめ、4番手・森浦をコールした。

その後は勢いづいたG打線の前に成す術なく、森浦ら救援陣が痛打を食らい、この回打者13人の猛攻を食らい9失点。一死も奪えず降板となった栗林は「大事な試合で勝てなかったのは、申し訳ない」と肩を落とした。

新井監督は試合後「それだけ最後の3アウト(を取る)というのは難しいと思う。残り試合も少ないのでスパッと切り替えて、また明日、球場に来てもらいたい」と気丈にふるまったが、最終回までに勝てる試合運びをしていただけに、あまりにも痛い敗戦となった。

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