パ・リーグ2位の日本ハムは11日の西武戦(エスコン)に延長11回の末、3―2でサヨナラ勝ち。2連勝として貯金を今季最多の「16」に増やした。
試合は初回から先発・バーヘイゲンがキレのある直球と変化球で相手打線を圧倒。中盤以降も安定した投球で7回を投げて9奪三振を含む5安打無失点の好投を見せた。一方、打線は相手先発・隅田の前に沈黙。6回までわずかか1安打と完璧に封じ込まれた。
だが、7回二死からレイエスが四球で出塁すると、続く水谷が左翼フェンス越えの7号2ランを放って先制。直後の8回にすぐさま追いつかれてしまったが、2―2のまま突入した延長11回一死からレイエスが中堅席中段にサヨナラ弾を放ち激戦に終止符を打った。
新庄剛志監督(52)は試合直後、ベンチ前でレイエスを抱きしめて歓喜。その喜びもあり、この日は広報を通じ「選手たちに感謝してもしきれない。あとはみんなに聞いてあげて」とのコメントを残し、笑顔で球場を後にした。