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【阪神】惜敗の岡田監督がバッテリーに苦言も気丈「今日ちょっと負けただけやんか」

東スポWEB 2024年9月11日 22時47分

接戦を落として連勝ならず…。阪神・岡田彰布監督(66)は11日のDeNA戦(甲子園)が3―4の惜敗に終わり「勝ちにいかなあかんねんから。粘ってよく頑張ったとかないんやから。勝ち負けやいうてんるやんそんなもん」と悔しさをにじませた。

6回に森下のソロと坂本のセーフティースクイズで一度は同点に追いついた。試合の流れも引き寄せたかのように見えたが、同点のまま迎えた7回の攻撃では3番手・ウイックに対し先頭の代打・前川が四球で出塁。代走に切り札の植田を送った。次打者は8月の月間MVPの近本とあって期待はふくらんだ。ところが、3球目の直球を打ってまさかの遊ゴロ併殺。走者を進めることもできずモヤモヤが募った。

すると8回に2番手のゲラが先頭の桑原に左翼席へ痛恨の4号ソロを被弾。〝次の1点〟を相手に献上してしまった。「初球やろ。簡単に真っすぐを。真っすぐ強いバッターやからな。ボールから放ったらええんやんか。簡単なことやんか」とバッテリーの配球に苦言を呈した。

それでも1点を追う9回は森原に対して一死二塁と一打同点の場面をつくった。だが、代打・渡辺が初球を打って一邪飛。最後の打者・近本は左飛に打ち取られてゲームセットとなった。これで首位に立つ巨人とは3・5ゲーム差に開き、その背中が遠くなった。

ただ、虎の指揮官は下を向いてはいなかった。試合後の取材の最後には、質問をためらう担当記者たちの空気を察して「今日ちょっと負けただけやんか。何をシュンとなっとんねん」とひと言。岡田監督だけは奇跡の逆転連覇を脳内でイメージできているようだった。

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