ソフトバンクの中村晃外野手（３４）が１１日の楽天戦（楽天モバイル）に「７番・一塁」で先発出場し、３安打猛打賞の活躍を見せた。
ベテランが１か月ぶりのスタメン起用に見事に応えた。背部痛で抹消されていた中村晃は７日に一軍登録。復帰後の３試合は代打での出場が続いていた。３回の第１打席、先頭打者として打席に立つと４球目の外角の直球をはじき返した。打球は三遊間を抜ける中村晃らしい安打でいきなり結果を出した。その後、後続がつなぎ同点に追いついた。
７回には無死一、二塁から再び逆方向へ安打を放ち好機を拡大した。大量得点を誘うと、９回にも左前打を放ち３安打。全て逆方向に運ぶ持ち前のバットコントロールでチームの勝利に貢献した。
試合後、小久保監督は「久しぶりのスタメンの（中村）晃も３安打。いい活躍がありましたね」と称賛。中村晃は「いつも通りできたなと思います」と淡々とした様子だったが、経験豊富なベテランが優勝へ向けてチームを支えていく。