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【西武】最下位確定で育成モードはよいが… 勝率、チーム打率「ワースト更新」のリスク

東スポWEB 2024年9月12日 7時27分

西武は11日の日本ハム戦(エスコン)に延長11回の末、2―3と2試合連続のサヨナラ負け。40勝84敗2分けとなり、とうとう西鉄時代の1971年(130試合制)に記録したシーズンワースト敗戦数に並んだ。

3番手の甲斐野がレイエスにサヨナラ弾を浴び、9回まで111球、3安打2失点と懸命に腕を振った隅田も報われなかった。「9イニングしっかりと投げ切ることができたので良かった」と語ったが、チームは53年ぶりの不名誉記録。すでに3年ぶり3度目の最下位も確定しており、12日の楽天戦(ベルーナ)にドラフト3位新人・杉山遥希投手(18)がプロ初先発のマウンドに立つなど〝育成モード〟に切り替わっていく。

来季の巻き返しに向けて若い戦力を芽吹かせていくことは不可欠。ただ、同時にここからの敗戦はさらなるワースト記録と隣り合わせとなる。この日時点で勝率は3割2分3厘で、71年の球団最低記録「3割1分1厘」の〝更新〟も現実味を帯びてくる。

また、チーム打率「2割8厘0毛」は戦後のプロ野球記録としてはワースト4位に相当する。ちなみにワースト1位は62年の国鉄(現ヤクルト)の2割1厘、2位は56年の大洋(現DeNA)の2割7厘6毛、3位も55年の大洋(同)の2割8厘7毛。こうした記録にまた近づいていってしまうのか…。歴史的低迷の底はまだ見えてこない。

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