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【F1】アストンマーティンがフェルスタッペン獲得へ「交渉を開始」 “ドラ息子”は転向か

東スポWEB 2024年9月12日 10時57分

F1アストンマーティンが〝銀河系軍団〟の構築へ、3連覇王者マックス・フェルスタッペン(26)の獲得に動き出した。

2026年からF1に本格復帰するホンダとタッグを組むアストンマーティンは、大争奪戦になっていた〝天才マシンデザイナー〟エイドリアン・ニューウェイ氏を5年総額1億5000万ポンド(約280億円)の超破格契約で獲得して注目を集めている。

だが、黄金時代の到来へ並々ならぬ執念を燃やす大富豪オーナーのローレンス・ストロール氏は、さらなる補強に乗り出した。

英モータースポーツ専門メディア「モータースポーツウィーク」は、イタリア誌「オートスプリント」を引用しながら「チームオーナーのローレンス・ストロールが、フェルスタッペンとの契約交渉を開始した」と報じた。

絶対王者として君臨するフェルスタッペンは、レッドブルと2028年まで契約が残っているが「チームの最近の競争力の低下と舞台裏での軋轢により、早期の退団につながる可能性がある」と同メディアは指摘。フェルスタッペン側が契約途中に解除できる条項があるとされており、衰退をたどるレッドブルからの退団も噂されている。

そうした状況を狙って、オーナーの鶴の一声でアストンマーティンが王者獲りに動いたというわけだが、現状のドライバー布陣ではレジェンドのフェルナンド・アロンソとローレンス氏の愛息で何かとお騒がせな〝ドラ息子〟ランスの2人がともに複数年契約を結んでおり、26年まではシートに空きがない。

しかし、天下統一へ本気のローレンス氏はまさかの〝ウルトラC〟を用意しているという。「シートの空きを作るために、ストロールをアストンマーティンの世界耐久選手権(WEC)プロジェクトに迎え入れるという選択肢もある」と同メディアは指摘。WECはプロトタイプカーやGTカーによって争われる耐久レースの最高峰シリーズで、アストンマーティンは来季から2台の投入を発表している。息子のランスを新たなチャレンジの場に転向させることで、F1アストンマーティンのドライバーにフェルスタッペンを電撃招へいしようというプランだ。

これが実現すれば、アロンソとフェルスタッペンによる史上最強ドライバーコンビが誕生。チームを指揮するニューウェイ氏、F1界の巨人ホンダ、2億ポンド(約371億円)を投じてオープンした最新鋭ファクトリー、そして無尽蔵の資金力を誇るオーナーのストロール氏という夢の〝銀河系軍団〟が現実のものとなりそうだ。

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