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【巨人】「広島はだいぶ参ったと思う」堀内恒夫氏 9回に栗林攻略「考えられない」

東スポWEB 2024年9月12日 12時33分

巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏(76)が12日、自身のブログに新規投稿。「ターニングポイント」と題し、巨人が9―2で大逆転勝ちした11日の広島戦(マツダ)について言及した。

試合は巨人打線が8回まで3安打無得点と沈黙させられ、2点ビハインドのまま9回は栗林良吏投手(28)と対峙した。堀内氏も「9割方の人が広島の勝ちを確信したに違いない。しかし、想像だにしない展開が待っていた」としたように、守護神から得た2者連続四球を皮切りに計2安打4四死球6得点でKO。その後も打線がつながり、一挙9得点のビッグイニングで首位対決をものにした。

栗林のまさかの大乱調には堀内氏も「考えられないよ」といい「『絶対に抑えなきゃいけない』。その思いが強すぎて必要以上の力が入り自分ではコントロール出来ないほどのアドレナリンが出てしまったのでは」と分析。同点に追いつかれ、なおも無死満塁からモンテスに押し出し四球を与えるまで投手交代しなかった新井監督の判断については「『栗林以上のストッパーはいない』 その思いからだろう。同点までは仕方がない そう腹を括ったはずだ。でも、この流れを止めることができなかった」と推察した。

シーズン終盤で首位と2位の直接対決3連戦。この逆転劇で巨人は2連勝として広島を3ゲーム差に突き放した。

「勝ちゲームをストッパーで落とした広島はだいぶ参ったと思う。逆に、これで広島3連戦勝ち越しが決まった巨人は乗っていけるだろう」と両チームの心理を読み解きつつ「そう簡単にいかないのも野球の面白さであり怖さでもある。これからはどれだけミスをしないか。それにかかっている」と付け加えた。

日々の勝敗で順位やゲーム差が気になる季節。堀内氏も「いよいよ目が離せなくなってきたね」と前のめりとなっている。

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