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【虎に翼】優未が口ずさんだ「恋の季節」にネットに〝ピンキラ〟懐かしむ声 アンサーソングは松田聖子?

東スポWEB 2024年9月12日 13時12分

12日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」は、物語が1970年に突入。ヒロイン寅子(伊藤沙莉)の娘・優未(川床明日香)が口ずさんだ歌がネットで関心を呼んでいる。

「♬恋は私の恋は」。寄生虫の研究をしていた大学院を突如中退した優未は、吹っ切れたような明るい表情で流行歌のサビを歌いだした。1968年に今陽子らの「ピンキーとキラーズ」がデビュー曲としてリリースした「恋の季節」の一節だった。

X(旧ツイッター)投稿では「優未ちゃんピンキラ」「私も幼い頃歌ってた」「ピンキーとキラーズか」「ピンキーは今陽子さん」「日本初のダブルミリオン」「懐かしい」などと回顧する内容が少なくなかった。

ピンキーとキラーズは、今と男性4人による5人組。同曲で68年のNHK紅白歌合戦にも初出場した。紅白のウェブサイトには「4人のヒゲ紳士に囲まれて、紅一点のピンキーに人気集まる」と記されている。

発売したキングレコードのサイトによると、同曲はダブルミリオンとなる270万枚を記録。17週連続でオリコン1位となり、数々の賞に輝いた。ダブルミリオンはこの曲が初めてという快挙だった。69年には同じタイトルの映画が公開され、グループで出演している。優未が歌ったのは70年春で発売から2年近く過ぎているが、それだけ影響力のあるヒット曲だった。今が72年にソロ歌手に戻った後、グループは解散。今は芸能生活57年目の現在も歌っている。

ドラマでは裁判官の寅子を取り巻く時代状況として、学生運動や公害問題の実写ニュース映像も流れた。Xに「時代の空気は覚えてる」という投稿もあったように、「恋の季節」は当時を象徴する歌の一つ。11日の放送では革命歌「インターナショナル」を学生が歌っていた。若者文化は硬軟の雑誌に例えて「右手に(朝日)ジャーナル、左手に(少年)マガジン、(平凡)パンチ」とも言われたが、ドラマでは「革命」と「恋」の時代を歌で描いた。

そんな同曲に対し、「私の恋」が「南の風に乗って」「あの島へ」と続く松田聖子の「青い珊瑚礁」(80年)はアンサーソングでは?との指摘も見られる。

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