ベルギー代表ＭＦケビン・デブルイネ（３３＝マンチェスター・シティー）が代表引退を示唆した。
ベルギーは、９日に行われた欧州ネーションズリーグ・フランス戦に０―２で敗戦。試合後、デブルイネはベルギー放送局「ＶＴＭ」に「何が悪かったのか、ここで言うことはできない。ハーフタイムにチームメートに言ったことだ。ただ、あらゆる面でもっと良くならなければならない。基準はトップレベルであり、十分でなければ、全力を尽くさなければならないが、それをできていない選手もいる」とチーム批判を展開した。
さらに、こんなチーム状態に嫌気が差したのか、スポーツメディア「ジ・アスレチック」によると、ベルギー協会のスポーツ・ディレクター、フランキー・ベルコーテレン氏に「やめる」と３回も言い放ったことが中継に映り込んでしまったという。まだ思わず口走ってしまった状況のようで、正式なものではないが、今後が気がかりだ。
ベルギー代表を巡っては、ＧＫティボー・クルトワ（レアル・マドリード）が、自身のＸ（旧ツイッター）でドメニコ・テデスコ監督体制下では代表招集を拒否することを表明する事態が起きている。
デブルイネや引退したエデン・アザールら黄金世代も擁した２０１８年ロシアＷ杯で３位となったベルギーだが、その後は世代交代がうまくいかず、思うように結果がついてこない。復権へはまだ時間がかかってしまうのか。