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大竹しのぶ 斎藤元彦兵庫県知事の過熱報道にモノ申す「毎日報道する意味があるのだろうか」

東スポWEB 2024年9月12日 20時57分

女優の大竹しのぶ(67)が12日、大阪市内で行われた舞台「太鼓たたいて笛ふいて」(12月4~8日=大阪新歌舞伎座)の取材会に出席した。

本公演は、「放浪記」の作者・林芙美子さんの戦中、戦後を描く音楽評伝劇だ。2002年の初演で大竹が、芙美子さんを演じ、第10回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した。

日中戦争が迫る1935年から第二次大戦をへて、47歳で心臓まひで急逝するまでの16年間を演じる大竹は「従軍記者として『戦争は美しい、戦争はすばらしい』みたいなことを書いた自分を恥じて、真実をもっと、人々の生活の美しいのを書いていかなければいけない」との使命を持って生きたと解説し、「心を込めてやりたい」と意気込みを語った。

メディアに対して不信感があるという。「今の兵庫の(斎藤元彦)知事の問題にしても、たまねぎもらったとか、もらわないとかで毎日報道する意味があるのだろうかって思うし、何が真実で、この人(斎藤知事)みんなにいじめられてるんじゃないのかって…。何が本当なのか分からなくなっちゃう怖さがあります」と率直な意見を述べた。

世界中で争いが絶えない今だからこそ、若い人に見てほしいと訴えた。

「いつでも世界中のどこかで戦争は行われている。ロシアの侵攻があってから毎日のように戦場の様子が分かるわけじゃないですか。戦争ってのが身近に感じるっていうのは、すごく変な怖いこと。より恐怖が増してる今だと思うので、だからこそ、この作品をやりたいなって思う」と語った。

最後に「大阪のお客さまは、笑ってやるみたいな感じで客席に座ってくれるから、思い切り笑って、泣いてもらえるような熱い芝居をしたい。だまされたと思って来てください」とアピールした。

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