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共産党・田村委員長 自民党総裁選に言及「議論もやらずに解散総選挙では議論から逃げている」

東スポWEB 2024年9月12日 21時23分

日本共産党の田村智子委員長は12日に国会内で開いた会見で、過去最多9人が立候補した自民党総裁選(27日投開票)に苦言を呈した。

岸田文雄首相の後任を選ぶ総裁選が告示され、立候補を届け出た9人の候補者たちは党本部で演説会を行った。

田村氏は「9人が意見表明されたことがメディアで大きく報道されたがこれを見て驚きますね。岸田総理が身を引くと言わざるを得なかった裏金事件。こういうことが起きたにもかかわらず『改革』と言いながら、裏金事件について犯罪という認識をもって真相究明をすると誰も言わない総裁選挙になっています」と批判した。

さらに総裁選の争点となっている「解雇規制の緩和」についてはこう言及した。

「(候補者の)話を聞いていると『非正規のために』ということまで言われているんですが、とんでもないですね。非正規の方たちが雇い止めを受けているなか、これまでの政権は止めようとしてきませんでした。これに向き合う政策をとってきませんでした。それで解雇をやりやすくすると。これでは非正規ではない正社員も会社の都合で使い捨てにできるんだという方向に日本の労働市場を動かしていくことになりねない。財界、大企業、裏金議員の支持を得るための総裁選だと、これまでの総裁選と変わらないことが明らかになってきました」

総裁選をめぐっては新総裁が決まったあとで早期の解散総選挙が行われることが予想される。

田村氏は「いろんな政策が総裁選のなかで言われています。本来、議論されるべき場所は国会です。新しい総理が何をする政権なのか、予算委員会で議論もやらずに解散総選挙ということでは議論から逃げている。議論から逃げて解散総選挙をやることを問わなければいけませんし、私たちは許しません」と語った。

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