楽天は１２日の西武戦（ベルーナ）に７―３と勝利し連敗を３でストップした。借金を１とし試合のなかった３位・ロッテとのゲーム差を４に縮めた。
打線は１点リードで迎えた４回に村林、辰己、浅村の適時打を含む長短６安打と敵失などで一挙６点を奪いプロ初登板の西武先発・杉山をノックアウトし２番手・水上も攻略した。
打線の援護を受けた先発・藤井聖投手（２７）は７回途中１０安打を許しながら３失点にまとめ自己最多の９勝目（４敗）を挙げ初の２ケタ勝利に王手をかけた。
お立ち台で藤井は「勝ったことはうれしいんですけど、最後情けない形で降りてしまったので悔しいです。投球フォームを見直したところがうまく出せたと思います」とこの日の投球を振り返った。
その上で「（９勝は）素直にうれしく思います。必ず１０勝目指してやっていくのはもちろん、チーム全員、必ずＣＳに行くんだという気持ちで取り組んでいますので変わらぬ応援よろしくお願いします」と語り、イーグルスファンを沸かせた。