巨人の守護神・大勢投手(25)が阿部政権初のイニングまたぎ起用に応えた。
12日の広島戦(マツダ)で3点リードの8回二死一、二塁で大勢が登場。末包を一ゴロに仕留めると、9回の攻撃では途中出場・丸の12号2ランでリードを広げた。5点差で大勢は9回裏もマウンドに立つと三者凡退に抑え、25セーブ目をマークした。
阿部監督は「あそこ(8回二死一、二塁)はもう昨日の試合を見て。1つの四球が致命傷になる時があるから、そこでスパッと代えました」と前夜の9回の大量9得点を〝反面教師〟にしたという。
大勢には回またぎの可能性を8月末に通達済み。右腕は「不安? いや、ないですね。とりあえず打席回ってくるのかなって思ってて。ブルペン出る前にも内海(投手コーチ)さんに、打席立たしてあげるから行ってくれって言われたんですけど。バックスクリーン見たら7番入ってて。やられたなと思いながら投げました」と笑った。
今後の回またぎについても背番号15は「チームのいい流れに乗っていくだけ。確率の高いアウトの取り方を考えながら、マウンドに上がれば大丈夫なんじゃないかなと思います」と自信をのぞかせた。