ボートレースびわこのＧＩ「開設７２周年記念 びわこ大賞」が１２日に開幕した。
和田拓也（３４＝兵庫）は初日４Ｒ、２号艇にＳＧ１１冠の石野貴之が陣取り、舟足の比較も「特訓からすごく行かれる感じがしてまくられると思った」と厳しい状況だった。
それでもＳ踏ん張って先マイ。的確なターンで石野ら他艇の攻めを封じ白星発進を決めた。「ペラを叩いてグリップ感とかは良くなった。直線は〝持ったな〟という感じ。いい人もいるし、全体にペラで底上げしていく」と舟足も十分、戦えるレベルだ。
この白星で２０２５年前期勝率も６・８０にアップ。４期連続のＡ１キープへ突き進む。さらに、６月の住之江６８周年記念ではＧＩ初優出とステップアップしている。「Ｂ級の時とやっていることは変わらない」とレースへの向き合い方は不動。今節も粘り強いペラ調整と試運転で機技ともにレベルアップを図る。