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【阪神】甲子園〝水没〟は恵みの雨? 中継ぎエース・桐敷「ひと休みできたのは大きい」

東スポWEB 2024年9月13日 5時3分

岡田虎が〝水没〟してもうた――。大逆転アレンパを狙う阪神は、12日に予定されていたDeNA戦(甲子園)が降雨のため中止となった。午後5時前後から突如、強烈な雷雨に襲われ球場内は大パニック。阪神園芸の迅速な働きで黒土部分へのシート敷設は間一髪で間に合ったが、水はけの良さで知られる芝生エリアはあっという間に「湖」と化した。同5時から6時までの降雨量は39ミリを記録。アレよアレよという間に、試合の中止が発表された。

ゲンナリ顔でクラブハウスへ引き揚げた小野寺は「マジでヤバいっすよ。ベンチだけじゃなくてその裏にあるロッカーまで水浸しになっちゃって…」と証言。足元に目を向ければサンダル履き。どうやらスパイクはビシャビシャになってしまい、使い物にならなくなってしまったようだ。

チームは本拠地・甲子園で7連戦の真っただ中。疲労がピークに達する時期だけに、この日の水入りを「貴重な休息」と捉える選手たちも多かった。主砲・佐藤輝は「こういう日はゆっくり休んで明日に備えます」とサバサバ。左の中継ぎエースとしてリーグ最多の61試合に登板している桐敷は「ひと休みできたのは大きい。ここまでずっとブルペン一丸で戦ってきたので。僅差で優勝を争う中、投げさせてもらえているので意気に感じたい」と鼻息を荒くした。

この日の代替試合は30日に組み込まれることが濃厚だが、すでにセ最多タイとなる129試合を消化している阪神は9月末から10月上旬にかけて、まだまだ日程的な余裕がある。投打の主力が状態を上げながら勝負の季節を迎えているだけに、この日の雷雨を〝神風〟と転じたいところだ。

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