ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が13日の巨人戦(神宮)で26号特大3ランをかっ飛ばした。
初回から本拠地が大歓声に包まれた。一死一、二塁から相手先発・山崎伊が投じた148キロの直球を振り抜くと、打球は神宮の夜空に高々と舞い上がり、バックスクリーンに消えた。村上は打った瞬間に確信した様子でゆっくりとダイヤモンドを駆け出した。先制の3ランで打点も「71」に伸ばし、この時点でセ・リーグ単独トップに浮上。本塁打と合わせて2冠だ。
この日は大砲にとって特別な1日でもあった。大先輩の青木宣親外野手(42)が今季限りでの現役引退を発表。村上は山田とともに会見にサプライズで現れ、花束を手渡して涙していた。
青木への感謝を伝えるかのような一発に、ファンたちはSNS上などで「今日の村上のホームランは泣いちゃう」「もう泣き通し」「青木さんの会見見た後だと本当に泣ける」「泣かすな!」と声を上げ、涙腺が緩みっぱなしとなっている。