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【秋場所】豊昇龍に〝礼をやり直し〟命じた九重親方「結びの一番なので」

東スポWEB 2024年9月13日 21時17分

苦言を呈された。大相撲秋場所6日目(13日、東京・両国国技館)、大関豊昇龍(25=立浪)が幕内王鵬(大嶽)にすくい投げで屈して4敗目(2勝)を喫した。

取組後に豊昇龍は右拳で土俵をたたき、そのまま花道を引き上げようとしたところを審判長を務めた九重親方(元大関千代大海)に呼び止められた。礼のやり直しを命じられて再び土俵に上がり、2度頭を下げて引き上げた。場内の観客席は騒然とした空気に包まれた。

九重親方は「全然礼が合っていなかったので。(豊昇龍が)悔しくて相手のことを全く見てないんだから。相手を見たくない気持ちもわかるけど、結びの一番なので礼をして下りてもらわないと」と表情を曇らせた。

横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)が初日から不在の中、豊昇龍は幕内隆の勝(常盤山)を相手に黒星発進。前日5日目の取組で幕内御嶽海(出羽海)を下し、連敗を2で止めたが、なかなか流れに乗り切れない。九重親方は「豊昇龍は、今場所に限っては体の張りもない。大関だから実力はあるはずなのに、精神的なものを土俵上で引きずっているようでは…。2、3分取るような力士ではないし、そこ(取組での一瞬)に集中力をつぎ込まないと」と厳しく指摘した。

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