巨人の阿部慎之助監督（４５）が２―７で大敗した１３日のヤクルト戦（神宮）後、先発して３回途中４失点で今季自己最短ＫＯとなった山﨑伊織投手（２５）の登録抹消を決断した。
らしくない投球に終わった。今季１０勝目をかけて先発マウンドに上がった山崎伊だったが、初回の先頭・長岡に中前打、続く並木に犠打、サンタナには死球を与えて一死一、二塁と早々にピンチが到来。ここで燕の主砲・村上を打席に迎えると、３球目・１４８キロの直球を完ぺきに捉えられて打球をバックスクリーンへ。打った瞬間に確信に変わる一発を浴びて初回から３点を失った。
その後もピリッとせず、２回こそ得点圏まで走者を勧めながら無失点で切り抜けたが、０―３の３回には二死二塁から山田に適時打を浴びてさらに１失点。続く松本にも長打を許し二死二、三塁としたところでベンチの阿部監督が交代を決断し、無念の３回途中４失点ＫＯとなった。
阿部監督は試合後に「ピリッとしないから抹消する。多分、投げてあと１回だろうから、そこで万全にしてもらって。ちゃんとリフレッシュして体調整えて戻ってきてくれれば」とリフレッシュ休暇を与えることを明言。ここまで先発ローテを守り続けてきた右腕を信じ「今日は今日、明日は明日」と復活に期待した。