女子プロレス「スターダム」の〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥（２７）が白川未奈を一蹴した。
１４日のエディオンアリーナ大阪第１競技場大会では第１試合で因縁の白川とシングルで激突。２０２２年１１月のワンダー王座戦で、当時王者だった上谷はフェニックススプラッシュを白川のアゴに命中させ、２か月間の欠場に追い込んだ過去がある。翌年４月には白川に敗れ同王座から陥落。王座戦以来、約１年半ぶりの一騎打ちとなった。
序盤から自分のペースに引き込んだ上谷が、リング上にセットしたパイプイスに足を組んで座り、不敵な笑みで白川を挑発。その後も白川の髪をつかむと、お決まりの〝あっかんべー〟ポーズでファンにアピールだ。
だが、怒りをあらわにした白川から執拗に右脚を攻められ、足４の字固めで捕獲されてしまう。悶絶しながらも、上谷はレフェリーを巻き込み何とか脱出。最後はグラマラスドライバーＭＩＮＡ（開脚ドライバー）を切り返すと、レフェリーの死角でロープに足をかけ逆さ押さえ込みで３カウントを奪った。
１か月間の米国遠征から帰国したばかりの白川をあざ笑った上谷は「世界ってそんなもんなんだねー！ 白川未奈、ちょろすぎ」と吐き捨てた。
すると白川にマイクを奪われ「ちょろすぎ？ ハハハ…。世界なめすぎー！ まあ今日負けたのが悔しいから、この借りはキッチリと返してやる。上谷、アンタを誰も求めてない。みんな未奈が欲しい」とにらみつけられた。
その後、上機嫌でバックステージに現れた上谷は「最後みんな見てた？ キッチリ３カウントを取りました！ 世界ってあんなもんなんだね。白川未奈って思ってたよりちょろいね。世界で何を学んできたんだろ？」と、笑いながら控室へ消えた。