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【秋場所】豊昇龍〝礼やり直し〟を猛省してしっかり頭下げる「2度とこういうことはないように…」

東スポWEB 2024年9月14日 19時58分

「礼」を欠いた大関の反省の弁は―ー。大相撲秋場所7日目(14日、東京・両国国技館)、大関豊昇龍(25=立浪)が幕内正代(時津風)を一方的に押し出して3勝目(4敗)。連敗を阻止した取組後は「昨日は何か考えすぎていたので、今日は思い切って自分らしい相撲を取ろうと思っていた」と振り返った。

先の名古屋場所は右股関節を負傷して途中休場し、9勝にとどまった。今場所は初日から横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)が不在の中で黒星発進。なかなか流れに乗り切れない中、6日目に幕内王鵬(大嶽)を相手に4敗目を喫した。

その取組後に礼をせずに花道を引き上げようとしたところ、審判長を務めていた九重親方(元大関千代大海)に呼び止められた。場内が騒然とする中で異例となる〝やり直し〟を命じられ、九重親方からも「悔しくて相手を見たくない気持ちもわかるけど、結びの一番なのでしっかり礼をして下りてもらわないと」と苦言を呈されていた。

この日の取組後は対戦相手の正代をしっかりと見て礼をして、懸賞を受け取る際も行司に向けて2度頭を下げた。豊昇龍は「昨日のことは仕方ない、僕が悪いので…。(師匠の)立浪親方(元小結旭豊)からも『しっかり礼はした方がいい』と注意されたし、怒られた。2度とこういうことはないようにしたい」と猛省した。

中日の8日目は、この日大関琴桜(佐渡ヶ嶽)を撃破した幕内若元春(荒汐)との一番。〝過去の過ち〟を反省した豊昇龍が、中盤戦で悪い流れを断ち切れるか。

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