西武は岡田雅利捕手(35)の引退試合となった14日のロッテ戦(ベルーナ)に0―1と惜敗し、球団ワーストとなる敗戦数を「86」に伸ばした。借金は再び45。
岡田とバッテリーを組み先発した羽田慎之介投手(20)が5回105球を投げて6安打1失点と奮闘したが、初回に献上した併殺間の1失点が決勝点となり、2敗目を喫した。打線は散発6安打と相手先発・小島ら3投手を打ちあぐね、岡田の花道を勝利で飾ることはできなかった。
羽田は「今日の試合は粘って投げ抜くことができたと思います。今日は、『前回登板の自分を超えられるか?』というテーマをもって試合に臨みました。毎イニングヒットを打たれましたが、真っすぐと変化球をしっかりと操ることができたので、最少失点で終えられたと思います」とこの日の投球を振り返った。
その上で「一軍で自身最長の5イニングを投げることができましたが、球数100球は多いと思います。5回は四球が続いて満塁にしてしまいましたが、ネガティブにならず、しっかりと投げることができたのでよかったです。今日の投球内容を見直して、次回の登板につなげていきたいです」と前を向いていた。