ボートレース下関の「ルーキーシリーズ第１３戦 スカパー！ＪＬＣ杯争奪 今村豊メモリアルプリンスカップ」は１４日、優勝戦が行われ、１号艇の藤原碧生（２４＝岡山）が逃げて１着。通算４回目となる優勝を飾った。
コンマ１０の好スタートを決めるとスリット後に伸ばしてきた５号艇・原田才一郎の仕掛けを受け止めて先マイ。そのまま逃げ切った。レース後は「昨日は緊張して眠れなかったけど、逃げられてうれしいです」とホッとした表情で喜びを口にした。
デビューから２年４か月の今年３月の浜名湖で初優勝を飾ると６月の児島、７月の若松、今大会と順調に優勝を積み重ねている。
次走は初挑戦となる大一番・桐生ＰＧⅠヤングダービー。「毎節優勝できるように頑張ります。ヤングダービーも気合入れて走ります」と意気込む。今大会は「今村豊メモリアルプリンスカップ」のため今村氏も祝福に駆けつけた。急成長中の若手の左腕を高々と上げて「藤原選手にはＧⅠ、ＳＧで活躍できるようになってもらいたい」とエール。艇界のレジェンドからの力強い言葉が期待の新星の胸に響いた。