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【日本ハム】水谷瞬 密かに抱く2大野望〝大谷超え〟と〝ナゴパイナップルパーク大使就任〟

東スポWEB 2024年9月15日 6時12分

日本ハム・水谷瞬外野手(23)がシーズン最終盤に入って調子を上げている。

「1番・左翼」で先発出場した14日の楽天戦(楽天モバイル)では、初回の第1打席で早川の初球を振り抜き左中間席にスタンドイン。今季9号ソロで先制点を叩きだした。試合には5―7で敗れたが、2試合連続弾に加えて今季4本目の先頭打者アーチ。規定打席にこそ到達していないとはいえ、この日の2安打で打率2割9分5厘とし、3割も目前だ。

昨オフの現役ドラフトでソフトバンクから加入。今季は交流戦で大ブレークを果たしたが、夏場に入った8月以降は調子をやや落とし気味だった。そんな水谷が復調気配を見せる背景には、自身のモチベーションを高めるひそかな野望があるという。その一つが先頭打者弾での「大谷超え」だ。

大谷は前人未踏の「50―50」に向けて世界中から注目を集めるが、先頭打者本塁打はここまで6本。一方の水谷は4本と劣るが、このまま好調を維持できれば大谷の数字を超えられないことはない。

「正直なところ、50―50とかを目指している大谷さんと比較すること自体がおこがましいというか。まだ僕はそこまでの選手ではないです。でも、僕は特別足が速いわけでもないので、先頭打者で何かやれるとすれば一発を打ってチームを盛り上げることぐらい。だからこそチームを勢いづける意味でも先頭打者で試合に出場する時はホームランを狙える時は狙っていきたい。その中で大谷さんの数字を一つでも超えられたら…うれしいですね」

そんな目標に加えてもう一つの野望が沖縄・名護にある「ナゴパイナップルパーク」の大使就任だ。

同施設は沖縄を代表するパイナップルのテーマパーク。日本ハムの春季キャンプ地に程近いこともあり、チームやナインにも親しみがある場所といえる。ただ、自身のヘアスタイルが「パイナップル風」である水谷にとって同施設への思いは他の選手以上に特別のよう。そこで今季、シーズンを通して活躍したあかつきには同パークの大使に就任したい思いがあるのだという。

「今やパイナップルは僕のトレードマークですし、ファンの方々も僕の応援をしてくださる時はパイナップルグッズを身に着けて応援してくれますからね。その期待に応えるためにもパイナップルパークの大使になりたいのです」

すでに本拠地のエスコンフィールド北海道ではその熱意を表すべく、パイナップルパークのテーマソングを登場曲に使用することもしばしば。本人は本気だ。

異なる2つの野望を抱き着々と結果を残す水谷。この調子ならシーズン終了時には「大願成就」となるか。

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