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【ソフトバンク】球団OBが指摘 小久保監督が残りの日本ハム戦で選ぶこととなる「2択」

東スポWEB 2024年9月15日 6時13分

優勝へまっしぐらだ。パ・リーグ首位のソフトバンクは14日のオリックス戦(京セラ)に10―1で完勝。5連勝とし、マジックは「8」となった。

序盤は相手先発・カスティーヨの前に沈黙したが、4回から打線が爆発した。山川の先制打を含む2打席連続適時打、走者を一掃する栗原の3点適時二塁打など6回までの3イニングで10点を挙げて試合を決めた。先発したモイネロも6回無失点の好投で11勝目だ。

優勝へのカウントダウンが着実に近づくホークスだが、不気味な存在なのが2位の日本ハムだ。この日の楽天戦(楽天モバイル)こそ敗れたものの、今季の対戦成績は11勝9敗と5球団の中では最も苦戦している。CSで対戦する可能性も十分あるだけでなく、直接対決も4連敗中とあって気がかりではある。

そうした状況を踏まえ、本紙評論家の加藤伸一氏はシーズン中に残された直接対決4試合を小久保裕紀監督(52)がどう戦うのかの「2択」を迫られるという。

1つ目の選択肢としたのは「普通に戦うこと」だ。これまで通り全力で戦い、連敗を止めていいイメージを持って短期決戦に臨むというもの。そして、2つ目は「今後に向けて試験的な起用をすること」だという。加藤氏は「試せるものがあれば、試してもいいというぐらいのゲーム差がある。(普通に戦っては)もったいないという見方もできる」と語る。

つまり、目の前の戦いだけに専念するのではなく、CSでの対戦を想定して〝まき餌〟をする機会として生かすというわけだ。もっとも、連敗が続くようでは苦手意識を深めるリスクもあるが、加藤氏は「優勝に向けてというよりも、CSに向けて試していってもいいのかなと思う。ただ2つの選択、どちらを取るかは首脳陣の判断。何が正しいというのはない。小久保監督の決断も一つの見どころ」とした。

歓喜の瞬間が近づいていることは間違いない。その中で指揮官が新庄監督率いる日本ハム戦でどうかじを取るのかも見ものとなりそうだ。

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