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安達祐実11歳プロ魂に角川春樹氏と渡瀬恒彦ゾッコン 93年「REX 恐竜物語」映画主演デビュー

東スポWEB 2024年9月15日 10時3分

【今週の秘蔵フォト】安達祐実は1994年の大ヒットドラマ「家なき子」(日本テレビ系)で主人公の相沢すず役を演じて注目を集めた。同ドラマは最高視聴率37・2%を記録、すずの決めゼリフ「同情するならカネをくれ!」は新語・流行語大賞にも選ばれた。その後も劇場版「家なき子」、続編の「家なき子2」が製作され、続編も最高視聴率31・5%を記録。まさに「恐るべき子役」だった。

その前年に安達は「REX 恐竜物語」(松竹)で主演として映画デビュー。公開を7月に控え、93年6月6日付本紙には当時11歳の安達のインタビューが掲載されている。

「日本一忙しい小学生」とのフレーズと同時に監督の角川春樹氏、主演の渡瀬恒彦が安達にゾッコンだったエピソードが紹介されている。オーディションの最終選考に残った5人の中から安達を選んだのがこの2人だったという。角川監督は「何だか分からないがとにかくいい」と語り、渡瀬も「一番息が合う」と絶賛している。

北海道・然別のロケではマイナス30度という極寒の中でワルツを踊り、上空十数メートルを飛ぶ気球から手を振り、大嫌いなピーマンにかぶりつくなど11歳ながら“プロ魂”を見せたという。

当の本人はあっけらかんとしたもので「大変だけど楽しかった。大人の人は遊んでって言えば嫌でも遊んでくれるから好き」と無邪気に語った。

さらには「今は(芸能活動を)続けようと思うけど、21歳になったら結婚してダンナさんに食べさせてもらうの。足が長くて太ってはいないけどガッシリしていて、肌は黒っぽくって、フード付きのTシャツとキャップが似合って、大人っぽいよりは子供っぽくって…」とおませな一面ものぞかせた。結局「――恐竜物語」は大ヒットして安達は日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。翌年には「家なき子」で日本中の話題をさらうことになる。

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