レンジャースのクリス・ヤングＧＭがロッテ・佐々木朗希投手（２２）を視察する。佐々木は１５日の西武戦（ベルーナ）で９勝目を期して今季１６度目の先発マウンドに上がり、レンジャースのＧＭ自ら来日して右腕の状態を見極める。
地元メディア「ダラスニュース」によると「レンジャースのＧＭはチームにとって〝楽しい週末〟の始まりだ、と語った。刻々と興味が増している」と報じている。ヤングＧＭは昨年、レンジャースを球団史上初のワールドシリーズ優勝に導き、契約を延長してさらに野球運営部門の社長にも昇進。今季はア・リーグ西地区３位と苦戦しているだけに覇権奪回が命題に違いなく、オフのポスティングシステムでＭＬＢ挑戦の可能性がある佐々木獲得は何としても負けられない戦いだ。
「（レンジャースは）次世代投手の佐々木をスカウトしてみたい。佐々木の将来についてはかなりの謎が残ってきたが、日本の打者を圧倒し続けてきた。四球率は顕著に低下し、速球の平均速度は２マイル上昇して９６・７（１５５・６キロ）となり、投球ミス率も半分になった」と同メディアは分析している。去就についてはさまざまな情報が飛び交うが、ＭＬＢ球団の熱視線が佐々木からブレることはない。