ラグビー・パシフィックネーションズカップの準決勝が15日に秩父宮ラグビー場で行われ、世界ランキング14位の日本代表が同13位と格上のサモアに49―27と圧勝した。
エディージャパンは前戦の米国戦から先発を6人も入れ替えて臨み、ロックにエピネリ・ウルイヴァイティ(相模原)とフレッシュな顔ぶれを抜てきする一方で、SOには34歳のベテラン立川理道(東京ベイ)を登用するなどエディー色全開のメンバーとなった。
すると日本は格上サモアに対して前半から効果的に得点を重ねて快勝。特にFB李承信(神戸)は1トライや3つのトライに絡む大暴れで、強烈な存在感を発揮した。
エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は9年ぶりに復帰した後、新体制のテストマッチで3連敗という散々のスタートとなり、懐疑論が高まっていたが、今大会はチームの成長を披露して躍進。ファンからはSNS上で称賛の声が集まっている。
「ニューフェイスがどんどん活躍してるから、今日の観戦は格別に楽しかった」「立川理道10番、李承信の15番、当たり。ジャパンの新しい布陣になるかも」「段々と超速ラグビーが形になってきた感あるね!」「課題は何個かあっただろうけどここ最近で1番良い試合だったと思う!」「やっぱり、エディって凄いんだなって思ったよ」「今日はエディ否定派も手放しで讃えて良いゲーム」などと名将への支持が広がっている。
決勝(21日、大阪・花園ラグビー場)の相手となるフィジーは同10位とサモアよりさらに格上。それでも、エディージャパンの今の勢いならば2019年以来4度目の優勝が期待できそうだ。