大関とりへ、まっしぐらだ。大相撲秋場所8日目(15日、東京・両国国技館)、関脇大の里(24=二所ノ関)が大関経験者の幕内御嶽海(31=出羽海)に快勝。無傷の8連勝で幕内で勝ち越し一番乗りを果たした。先場所で敗れている実力者との一番。もろ手突きから左おっつけで押し込むと、そのまま前に出て力強く押し出した。
取組後は「良かったです。先場所負けている相手? しっかり考えていきました。一日一番、しっかり集中するだけ」と納得の表情。中日給金にも「まだ1週間ある。この1週間が大事になる。しっかり頑張りたい」と気持ちを引き締めた。
優勝争いでも単独首位をキープ。今場所の成績次第では大関昇進の可能性がある。審判部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「強い相撲を取った。内容がいいですね。評価できる。これから折り返して、どんな相撲を見せてくれるか楽しみ」と期待を寄せていた。