Infoseek 楽天

【Mリーグ】スゴ技解説でおなじみのじゃいが注目する3選手「AIに一番近い存在は渡辺太」

東スポWEB 2024年9月16日 9時12分

芸能界最強雀士じゃいがMリーグ2024―25の見どころをキーワードで紹介する。

【注目選手】21年にドラフト指名を受けてからこれまで3シーズン、個人MVPをはじめ個人タイトルを3年連続で獲得するなど安定した成績を残している伊達朱里紗(麻雀格闘倶楽部)は注目です。どんな状況においても丁寧な麻雀で、たとえ役満をテンパイしていてもアタリ牌が来たら止めるぐらい欲におぼれない、芯の強い麻雀を打ち続けているところが魅力です。

理性的な麻雀を打つという観点では、AIに一番近い存在といえる渡辺太(ドリブンズ)も双璧をなす存在。将棋界では今や必須のAIには、喜怒哀楽といった感情も恐怖心もありません。感情が打牌選択を曇らせることのある麻雀において、渡辺は伊達同様にミスの少ない印象で曇りのない強さを感じます。

また昨シーズンMVPの鈴木優には、Mリーグ史上初となる2年連続MVPの可能性すら感じています。アウトボクシングではなくインファイトで撃ち合う姿は、格好よくて清々しい。ディフェンスも強くないとインファイトできませんが、そこも強いので今シーズンも間違いなく活躍すると思います。

そしてMリーグに入った2019年当初から一番成長していると言っても過言ではない岡田紗佳(サクラナイツ)。もともと頭のいい選手ですが、メンタル部分の成長が何より大きい。しかも〝持っている〟ので華がある。昨シーズンはMVP争いをしましたが、いつかはそのタイトルを獲得してほしいですね。

【注目カード】個人的に観戦したいカードは、注目選手として挙げた伊達、鈴木優、勝又の3人に実力派ルーキーの浅井堂岐という対決。スピード対決だったら佐々木寿人(麻雀格闘倶楽部)、鈴木大介(BEAST)、茅森早香(フェニックス)、松本吉弘(ABEMAS)。表情対決だったら萩原聖人(雷電)、多井隆晴(ABEMAS)、二階堂瑠美(風林火山)、内川幸太郎(サクラナイツ)。小林と黒沢咲(雷電)の鳴く?鳴かない?対決もシンプルに楽しみ。さらに園田賢(ドリブンズ)のトリッキーな技に、同卓した選手がどう対応していくのかも見どころです。

【役満】昨シーズン、一度も出なかった役満は例年の倍ぐらいは出てほしいですね。ただ大三元や清老頭(チンロウトウ)などは、トップリーグゆえに簡単に鳴かせてくれないので出にくいかもしれません。

【Mリーグの魅力とは?】自分の喜びを誰かと分かち合えることがチーム競技の醍醐味です。Mリーグの場合はチームメイト、監督、スタッフ、そしてファンと同じ喜びを共有できることが最大の面白さであり魅力。私自身、Mリーガー全員に思い入れがある〝箱推し〟なので、それぞれのナイスプレーを見ると喜びを感じます。

個人的には流局の多いディフェンス戦より、点棒が飛び交う打撃戦が好みです。ツモよりもロンが多い試合のほうが面白い試合になりやすい。野球で言えば投手戦より打撃戦のようなイメージです。

今シーズンも「じゃいの眼」では、麻雀界のトップクラスの選手たちのスーパープレーやファインプレーを伝え続けていきます。欲を言えば、Mリーガー全員の「じゃいの眼」をやりたいですね。

【熱闘!Mリーグ&じゃいの眼とは】芸能界きっての麻雀好きである田中裕二(爆笑問題)がMC、元SKE48の須田亜香里がアシスタントMCを務める30分番組「熱闘!Mリーグ」(テレビ朝日毎週日曜深夜24時55分~/ABEMA毎週日曜深夜25時~)。麻雀好きの芸能人等がゲストで登場し、その週の対局名場面をダイジェストで振り返ったり、選手に密着してその魅力を伝えている。「じゃいの眼」は番組内の月イチ人気コーナー。役満やオーラス逆転トップというド派手なシーンというより、リアル麻雀を打つ人の気づきになればという思いを込めて「これは真似できないな」「ここまで考えているのか」といったプロならではのスゴ技を、じゃいが独自の〝眼〟でピックアップし、視聴者に目からウロコの驚きや感動を届けている。「これは!というプレーを見つけた時はありがとうという気持ちですね」(じゃい)。

この記事の関連ニュース