中日は１６日、田島慎二投手（３４）が今季限りで現役を引退することを発表した。
中日一筋だった田島は球団を通じて「１３年間たくさんの方に支えていただきここまでこれました。球団からはセレモニーもしていただけるということで、最後バンテリンドームで元気な姿を皆さまへお見せしたいです。１３年間ありがとうございました」とコメントした。
愛知・中部大第一高から東海学園大を経て２０１１年ドラフト３位で入団。１年目の１２年からリリーフ右腕としてブルペンを支え、新人王こそ逃したが、５６試合に登板し、５勝３敗、３０ホールド、防御率１・１５と圧巻の成績でデビューを果たした。１５年はシーズン自己最多の６４試合に登板すると、１６年には当時のプロ野球新記録となる開幕からの３１試合連続無失点をマーク。１７年には抑えとして自己最多の３４セーブを挙げ、〝タジ魔神〟の愛称で君臨した。
２０年にトミー・ジョン手術を受けるなど、近年は登板数が激減。昨季は５年ぶりに３０試合登板を果たしたが、右肩痛や背中の張りなど相次ぐ故障に苦しみ、今季の登板は１試合にとどまっていた。通算で４６１試合に登板し、２５勝４１敗７５セーブ、１１６ホールド、防御率３・６２だった。