巨人の阿部慎之助監督（４５）が７―１で快勝した１６日の中日戦（東京ドーム）後、「６番・左翼」で先発出場も４回限りで途中交代となった秋広優人内野手（２１）に猛ゲキを飛ばした。
いいところを見せることができなかった。スタメンのチャンスをつかんだ秋広だったが、２―０の２回に迎えた１打席目で相手先発・松木平の投じた１４４キロ直球をちょこんと当てる打撃で三飛に倒れると、４回の２打席目もカウント１―２からヒッティングして三ゴロに。阿部監督はこの回限りで秋広からオコエへの交代を決断すると、その後にオコエは２打数２安打３打点と勝利に大きく貢献した。
試合後に交代の理由について聞かれた阿部監督は「だって、秋広見ていてつまんなくなかったですか？」と記者に逆質問。「まったく、何の魅力も感じなかったし。だから替えました。あんなちょこんとかやるんだったらマン振りして帰ってきてほしいですよね。そっちの方が魅力的だし、あんなうまくちょこんとかやって安打を打ってくれとはこっちも思ってないんでね」と〝阿部節〟で雷を落とした。
それもすべては期待の表れ。「そこを本人がもっと理解してほしいなというのはありましたね。せっかくスタメンで使ってるんですから」と意識改革を促した。