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【広島】DeNAに大敗で逆転Vは風前の灯 背信投球の森下「ゲームを壊してしまい申し訳ないです」

東スポWEB 2024年9月16日 18時52分

6年ぶりリーグVは、ほぼ絶望的となった。広島は16日のDeNA戦(マツダ)に2―11で大敗。これで10日からの7連戦は1勝6敗、残り15試合を残し、直接対決3試合は残すものの、首位・巨人には5ゲーム差、逆転Vは風前の灯となった。

試合は、先発・森下の不調が全てだった。序盤から敵打線に尽く、痛打を浴びた。初回に牧に先制ソロを被弾したものの、直後に広島が坂倉の11号ですぐに1―1の同点に追いついていただけに残念な投球となった。

2回は先頭の5番・宮崎にフェンス直撃二塁打を許すと、そこから、まさかの4連打。瞬く間に2点を勝ち越れると、なおも二死二、三塁から梶原、佐野にも適時打を浴び、この回だけで6安打を集中され、5失点。相手先発がエース・東だったことを踏まえれば、2回で1―6の展開は、さすがにチームとしても厳しすぎる展開となった。

その後は救援陣も崩れ、計18安打11失点の大敗。5回6失点で降板した森下はこれで、3戦連続で敗戦投手に。8月20日に今季10勝目を挙げて以来、勝ち星はなく状態は明らかに下降気味だ。試合後は「ゲームを壊してしまい申し訳ないです」と肩を落とした。

9月の大型連戦で2度、先発に送り込んだ森下も、思惑通りには貢献できず、これで、ペナント・レースの勝負所と睨んだ巨人→阪神→DeNAとV争いのライバルとの連戦は、1勝6敗。想定外の大失速に、新井貴浩監督(47)も「まぁまぁ、そこは。残り試合も少ないので、目の前の試合を」とさすがに、元気はない。

残り試合をリーグで最も残す4位・DeNAにも1ゲーム差。15試合を残し、新井鯉は現実的な目標をVではなく、クライマックス・シリーズ(CS)へと切り替える段階に直面している。

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