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豪ゴルフ場で性差別騒動 女性向け新サービスに不満の70代男性が“女装”抗議で資格停止

東スポWEB 2024年9月17日 10時52分

オーストラリアの名門ゴルフ場が、会員資格を巡る性差別騒動で男性会員3人を資格停止処分とし話題となっている。

オーストラリアメディア「ヘラルド・サン」によると、ビクトリア州オープンを毎年主催する13th・ビーチ・ゴルフ・リンクスでは女性会員を増やすため、初心者にも対応した新たな女性向け会員カテゴリーを導入した。

しかし、一部の男性会員はこれに不満。同メディアが入手した動画では、男性会員がスカートを着用し、金髪のかつらを身につけて新しい特典について同ゴルフ場に問い合わせている。男性は仲間の男性に「ジェリーじゃない? ケリーだっけ?」と聞かれると「そうよ。私は今女性だと自認していて、新しい会員特典について問い合わせようとしているところだ」と回答。フロントデスクに出向くと「私は今、女性として自認しています。新しい会員契約について問い合わせたい」と問いかけた。これに対応した女性は「議論したいなら、適切な人の所に行ってください」と応じている。

この行動に、同ゴルフ場のゼネラルマネージャー、ロブ・ハーリー氏は、同メディアに対し、クラブの規則に違反したとして3人の会員を一時的に資格停止にしたと明かした。「彼らはスタッフを無礼に扱い、同意なしに撮影し、その動画を公開した」と説明した。

また、ゴルフ・オーストラリアの最高経営責任者、ジェームズ・サザーランド氏も、関与した男性たちの行動を非難する声明を発表。「私たちは、13th・ビーチ・ゴルフ・リンクスが会員基盤を拡大し、多様化しようとしている取り組みを強く支持します」と主張し「女性であれ、ジュニアであれ、障害者であれ、文化的に多様な背景を持つ人々であれ、ゴルフがより包括的であろうとする野心に反対する行動は、ゴルフが過去から抜け出せず、変化を拒んでいるという認識を強めるだけ」と強調し「このような行為は容認されるべきではなく、ゴルフ界全体で抗議すべきだ」と男性たちの行動を非難している。

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