フジテレビ系「料理の鉄人」で活躍した料理人の坂井宏行氏(82)、道場六三郎氏(93)が17日、都内で行われた「やわらか和食、フレンチ嚥下食」新商品記者発表会に出席した。
高齢者食の企画・開発・販売を行う株式会社七日屋は、和食界の巨匠・道場氏が監修した「道場六三郎 100歳ごはん やわらか仕上げ」に続き、フレンチ界の重鎮・坂井氏監修の「フレンチ嚥下食」を発売することを発表した。
高齢者や障がい者が飲み込みやすいよう調整した食事である嚥下食に坂井氏は初めて挑戦した。「めちゃめちゃ難しかった」と本音を漏らしたものの「人間食べることが最大の楽しみ。こういうものを提案することで少しでも笑顔になってもらえれば」とやりがいを語った。
80代に突入してもまるで衰えを感じさせない坂井氏。その元気の源は運動習慣にあるという。「ジムにいったりロードバイクやったり、海が大好きなのでジェットスキーをやったりしています」とアクティブな趣味を明かした。
ベンチプレスでは最大で120キロをあげたこともある。「若いときはね。今は80キロくらいしかあがらないよ」と続けると会場は騒然。「積み重ねがあるからね。続けていくことが大事」と健康の秘訣について語った。