経済学者の高橋洋一氏が17日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、自民党総裁選(27日投開票)の行方を解説した。
中盤戦に突入した総裁選で、各社の世論調査が次々と出て、高市早苗経済安保相、石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相の3人がトップ争いを繰り広げている。
高橋氏は小泉氏の票が落ちていることに注目し、「議論ができない小泉ジュニアのメッキのはがれ方が早い。ネットなのかな。いろいろな討論会の話とかで『全然答えていない』とすぐ拡散されて、評判が下がった。もうちょっと粘るかと思ったら意外に粘れていない」と指摘する。
決選投票に進む2人は高市氏と石破氏の可能性が高いとしたうえで、「決選投票になると全然違うゲームが始まる。ちょっとわかりにくい」と国会議員票のウエートが高くなることで、1回目の投票で敗れた陣営や派閥、旧派閥をどう取り込むかの争いとなってくる。
「小泉ジュニアが落ちると多くの票は石破さんにいく。旧安倍派は高市さんに入れると読みはできる。高市さんは4位以下をすごく拾わなければいけなくなる。でも小泉ジュニアが石破さんに乗っかると大きい話になる。あとは麻生(太郎副総裁)さんの動きがポイントになる。石破さんは大嫌いなんですよ。どう働くかはよくわからない」と石破憎しに動く麻生氏がキーマンと挙げた。