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小林製薬 紅麹サプリ問題の再発防止策と創業家からの脱却を発表「一日も早く実行することが求められる」

東スポWEB 2024年9月17日 19時55分

小林製薬の紅麹サプリメントによる健康被害が相次いでいる問題で、同社の山根聡社長は17日、オンライン会見を行い、再発防止策と創業家からの脱却を発表した。

事実検証委員会が同社に提出した「調査報告書」を踏まえた再発防止策として、工場での定期監査の導入や危機管理体制の整備、そして専門部署も設置する。

また、品質・安全に関する意識改革と体制強化、コーポレート・ガバナンスの抜本的改革を行い、「全員が一丸となって創り直す新小林製薬」を目指す。

紅麹サプリを巡っては原因究明中。それでも再発防止策の発表に踏み切った理由として山根社長は「今回、原因究明が非常に難しい。(結果を)待つというのも大切なんですけど、メーカーとして品質安全を担保して、いい物を作るという意味で、対策防止策を一日も早く実行することが求められるだろう。まず柱となるものは一刻も早くやるべき」と説明した。

また、健康被害の公表が遅れたこともあり、創業家依存経営からの脱却も発表。「まずは、私が先頭となり『品質・安全ファースト』を旨とする経営のかじ取りを進める」とした。

最後に「絶対に風化させないという強い決意を持ち、(紅麹関連製品の使用中止と自主回収を発表した)『3月22日』を品質・安全の日とし、毎年振り返りたい」と話した。

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