Infoseek 楽天

【秋場所】大の里が無傷の10連勝 師匠は霧島の変化に「作戦負けでしょ」

東スポWEB 2024年9月17日 19時55分

もう誰にも止められない。大相撲秋場所10日目(17日、東京・両国国技館)、関脇大の里(24=二所ノ関)が関脇霧島(28=音羽山)を寄り切りで下して無傷の10連勝となった。

立ち合いで左に変化されたが、動じることなく得意の右四つで寄り切った取組後は「落ち着いて取れた。相手の変化? しっかり集中できていたと思う。2桁勝利? まだ場所が終わってないので、一日一日集中してやるだけです」と表情を引き締めた。

今場所の成績次第では大関昇進の可能性があるなか、初日から圧巻の相撲を見せている。優勝争いでも唯一1敗だった霧島との大一番を制し、独走態勢に入った。

土俵下で審判長を務めた粂川親方(元小結琴稲妻)は「大の里はいつも通り攻めも早いし、慌てずに取った。相手をよく見えているし、最近は相手に相撲を取らせていない。優勝争い? 相撲を見てれば、みんな大の里が有利と見るでしょ。(ほかの力士と)力の差じゃないけど、そういう相撲を取っている」と絶賛した。

師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)も「(変化は)霧島の作戦負けでしょ。大の里は集中できていたんじゃない」と愛弟子を認めた。

11日目は幕内琴勝峰(25=佐渡ヶ嶽)との一番。自身2度目の優勝に向けて、大の里は「先のことは考えずに、また明日集中して頑張ります」と気を引き締めた。

この記事の関連ニュース