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【ソフトバンク】登録抹消の近藤健介が見せた熱意 王会長は「しっかり治してもらってね」

東スポWEB 2024年9月18日 6時11分

ソフトバンクは17日の日本ハム戦(みずほペイペイ)に2―3で敗れ、連勝は7でストップ。優勝マジックは「5」のまま変わらず、王手をかけるのはお預けとなった。

16日のオリックス戦(京セラドーム)で盗塁時に右足を負傷した近藤健介が、この日の試合前に球場を訪れ、小久保裕紀監督に患部の状態を説明。指揮官は「本人は最後までやりたいっていう中で本来ドクターストップなんですけど、確認したいって(球場に)来て、やっぱり自分で『無理です』と。それはもう仕方ない」と背番号3とのやりとりを明かした。

優勝を目前に控えている状況で無念の登録抹消。チームにとっても近藤にとっても大きな痛手だが、そんな中で見せた近藤の試合にかける熱意。負傷した際の苦悶の表情を見ればそのまま交代となるのは、やむを得ずの状況だったが、一度はプレーを続行。試合に出場し続けようとする気概を見せた。

さらにこの日もわざわざ球場まで足を運び状態を確認するなど、最後の最後まで試合に出る可能性を模索。指揮官が掲げる〝王イズム〟の「主力がチームを引っ張る」という責任感をにじませた。

王貞治会長は近藤について「早くしっかりと治してもらってね。クライマックスまで時間はあるからね」と焦らず治療に専念するように助言。リーグ制覇の先にあるポストシーズンでの戦いに万全で挑めるように見据えたが、近藤の一刻も早い完全復活が待たれる。

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