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前田日明氏が〝虎ハンター〟小林邦昭さんの通夜で思い出語る 「新日本で最初にプロテインを飲み始めた人」

東スポWEB 2024年9月18日 22時3分

9日に死去した名レスラーの小林邦昭さん(享年68)の通夜が18日に東京都内で行われ、多くのプロレス関係者が出席した。

小林さんは現役時代に初代タイガーマスクのライバルとして「虎ハンター」の異名を取り、2000年4月の引退後は新日本の道場の管理人として後進の育成にも励んだ。この日の通夜には藤波辰爾、長州力、藤原嘉明、前田日明氏、佐々木健介、レスリング五輪2大会銅メダリストの浜口京子ら約200人が参列。新日本は現在北海道巡業中のため多くの選手が参列できなかったが、シリーズに参戦していない真壁刀義、負傷欠場中のYOH、マスター・ワト、上村優也、ノアでの国内武者修行を終えたばかりの大岩陵平、AEWの柴田勝頼、ドラゴンゲートのストロングマシーン・Jらが小林さんに別れを告げた。

前田氏は1978年に新日本プロレスに入門し、小林さんの後輩として過ごした。「練習生で入門した時にすごいお世話になったんですよね。とにかく『食えないとダメだぞ』ってずっといつも言われてて。普段の日であろうと同練習の日であろうとやっとの思いで晩飯食べ終わったと思ったら、いつも歩いて連れていかれるんですよね」と、毎晩ステーキ店へ同行した思い出を振り返った。「小林さんの言う通り『食えないと体もたないよって』っていうのが夏の練習とかやっていくうちにその通りで。毎日毎日5キロ、7キロくらい体重の増減があって。みんな体重落としちゃうんだけど、小林さんのおかげか分からないけど、何とか体重を落とさずにやってましたね」と大食漢として知られた故人を懐かしんだ。さらには「あの人は新日本で一番最初にプロテインを飲み始めた人なんですよね。『アーノルド・シュワルツェネッガーも飲んでるんだよ』って言って。当時は輸入のプロテインしか売ってなくって、700グラムくらい入った缶で1万円以上したんですよね。。そういうのがあるんだなと思って、自分も試しに飲んだりして。(山本)小鉄さんに見つかったら没収で捨てられちゃうんですけど」とも明かした。

小林さんは1992年に大腸がんを患ってから長年にわたり闘病生活を送った。しかし前田氏は「『なんてことないよ。練習したら大丈夫だよ』なんてサラっと言って。寡黙で余計なことを言わない人でしたよね」と回想し、故人をしのんでいた。

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