デビュー戦以上のインパクトを! LDH所属の16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」武知海青(26)が、29日のDDT東京・後楽園ホール大会に参戦する。プロレスデビュー2戦目は上野勇希、MAOと組んでクリス・ブルックス&正田壮史&高梨将弘と6人タッグマッチで対戦。鮮やかなドロップキックや強烈なエルボーで会場を沸かせた2月25日後楽園大会に続く活躍が期待される武知が、本紙のインタビューで意気込みを語った。
――プロレスデビュー2戦目に向けて心境は
武知 武知海青というプロレスラーの証明をしたいです。「こいつはやっぱりやべえな」って思わせたい。超新星じゃないですけど、そういうのにふさわしい存在であることを証明したいと思うので、1戦目を超す勢いで頑張りたいです。
――2月のデビュー戦は評価が高かった
武知 思っていた以上にいい反応をいただけたと思います。最初は不安だったんですが、動きながら自分が高まっていくのを感じたんです。それを経験したらより一層、自分を知りたくなったし、もっと多くの人に感動を与えたくなりました。
――プロレスとの出合いは
武知 もともとは子供のころ、父がテレビで見ているのを横から見るくらいだったんです。本格的には2022年に(ABEMAの)ドラマ「覆面D」でプロレスラー役をさせていただいた時に初めて触れて「何てかっこいいスポーツなんだろう」って思って…。その時に技術指導してくださった大石真翔さんに「武知君、才能あるよ」って言われて「いつか出られたらいいな」って思ったのがきっかけですね。
――レスラーとしての目標は
武知 上野勇希選手です。初めてプロレスの試合を生で見させてもらったのが上野さんの試合だったんですけど、ありえないくらい血を流していて。それでもなお戦い続けるので応援しない選択肢がなかったというか。思わず「助けにいかなきゃ!」って思って、そこまで感情を持っていかれたことにビックリしました。今、指導してもらっているんですが、優しいけど厳しくて、そういう人間性も含めて目標にしています。
――プロレスに定期的に参戦したい気持ちがあるように見える
武知 めっちゃありますね。上野さんともいつか戦いたいですし、MAOさんとも戦いたいですし。チームメートに助けてもらった分、恩返しは成長した姿を見せることだと思うんです。その思いを一番わかりやすく伝える方法は対戦することだと思うので、いつかチャレンジしてみたいなと思います。
――シングル戦で戦いたいか
武知 やりたいですね。だから、できたら継続的に挑戦したいです。プロレスで学んだことをアーティスト活動に生かして、アーティスト活動で学んだことをプロレスで生かして、というふうにやっていきたいです。
――プロレスがアーティスト活動にどう影響を
武知 ドシッと構えられるようになったといいますか…。もともとビビりで臆病なんですけど、リングに立たせていただいてからはあまり動じなくなったといいますか。そこは自分の中で変わったと思います。前回の試合後のツアーをHIROさんが見に来てくださったんですけど…。
――所属事務所LDH JAPANの代表取締役会長兼社長のEXILE HIROさんですね
武知 HIROさんが「海青、今日、良かったよ」とおっしゃってくださって。個人としてパフォーマンスを褒めていただいたのって、それが初めてだったんです。もちろんグループ全体や公演そのもののことをおっしゃっていただくことはあったんですけど…。パフォーマーって13人いるので、その中で目立って褒められるのはなかなかない。それができたっていうのは、きっとプロレスの経験が生きているんだろうなと思います。
――プロレスとRAMPAGEのファンの行き来もあったとか
武知 はい。どんどん、新しい景色を見てもらいたいですね。そういう意味で自分が“クロス”することがいい効果になるっていうのは感じました。RAMPAGEのイベントにDDTのファンの方が「遊びに来ました」って来てくれてメッチャうれしかったです。逆に僕のファンがDDTを見に行ったりしているので、どんどんクロスしていってほしいです。
☆たけち・かいせい 1998年2月4日生まれ。兵庫県出身。総勢16人からなる「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のパフォーマー。幼少期に水泳でジュニアオリンピックの出場経験があり、柔道は黒帯。2014年開催の「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」で候補メンバーとして選出され、同年9月に正式メンバーとなった。183センチ。