細川たかしの愛弟子・田中あいみ（２４）が１９日、生バラエティー番組「ぽかぽか」（フジテレビ系）にゲスト出演。〝演歌不況〟でも歌い続ける若手歌手たちの苦労を代弁した。
昭和の演歌歌手は、夜の居酒屋でＣＤを手売りしていた。令和の今もそうした営業は続いていて、田中いわく「昼キャン、昼間キャンペーンって言って、カラオケ喫茶っていうところに行って、手売り」しているそう。
ただ「まったく売れないです。ホンマに売れない」と田中は嘆く。「やっぱもう、ＣＤ聴く機械も持ってないっていう…。デッキがないっていう時代に変わってますから」
じゃあどうやって売っていくのかといえば「最近はもうホンマ配信系ですよね。ＳＮＳのＴｉｋＴｏｋだったりＹｏｕＴｕｂｅ配信とかね。投げ銭」と告白。
投げ銭とはスマホやネットを通じ、視聴者が配信者へお金を送ること。デジタル世代ではない年配ファンが送金操作できるか聞かれ、田中は「メチャクチャいらっしゃいますわ。利用されてる方はたくさんいらっしゃって…。高齢者の方、お金持ちいっぱいいるから」と明かした。
生々しい発言に、木曜レギュラーの島崎和歌子は「やめなさい」とたしなめたが、当の田中は「投げ銭がおっきいんです。１回３万（円）とか。『ありがとうございました～！』って言って…」と嬉々として語った。
コンサートに足を運ばずとも生歌唱が見れるとは、いい時代になった。ただ、田中の隣に座るもう１人のゲスト、大御所の山本譲二（７４）は「若い人がねぇ、配信でねぇ投げ銭でねぇホント生活してるって話よ～く聞きますけど…」と複雑な表情。
自身は配信をやらないのか振られ、山本は「俺がやったら五木（ひろし）さんから前川（清）さんから千（昌夫）さんから文句言われるよ。ましてや細川から吉（幾三）が知ったら『お前何考えてるんだ。そんなことするな』って絶対言われるもん。だからそれはやりません」と宣言していた。