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【秋場所】〝石川出身〟大の里 新潟でもフィーバー 場所後にはラッピング電車も登場

東スポWEB 2024年9月20日 5時4分

〝第2の故郷〟からも熱視線だ。大相撲秋場所12日目(19日、東京・両国国技館)、関脇・大の里(24=二所ノ関)が幕内・若隆景(荒汐)に寄り切られて初黒星。取組後は「今日は攻めが甘かった。また明日、集中して頑張ります」と切り替えを強調した。

この日は敗れたものの、大関昇進がかかる大事な場所で初日から怒とうの11連勝。大関昇進の目安となる三役での「3場所合計33勝」まであと1勝に迫り、優勝争いでも単独首位を走る。

石川県出身の大器は新潟・糸魚川市の能生中、海洋高に相撲留学した。場所後の28日には、同高最寄りの能生駅を走るえちごトキめき鉄道で、OBの大の里ら4人の関取がラッピングされた車両が披露される。当日、市内で行われる同イベントに大の里も参加する予定だ。

市の担当者は「今場所も大の里関の活躍で、市内はかなり盛り上がっている。電車については、今年春にある企業から『大の里関が中学、高校と育ってきたのは糸魚川。大の里関の活躍で市内で相撲熱が高まる中、企業版ふるさと納税を使って、ここで関取をラッピングした車両を走らせたらどうか』という話があった」と説明。提案した保険代理店の「トリプルコンフィデンス」がふるさと納税で1000万円を寄付し企画が実現した。

「地域として大関、横綱を目指して頑張っていただきたい」と前出の関係者。大の里フィーバーへ期待が高まる。

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