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【阪神】岡田監督が泰然自若 開幕前の想定通り巨人との〝一騎打ち〟に「言うたやんか、だから」

東スポWEB 2024年9月20日 6時9分

セ2位・阪神は〝勝負の9月〟を11勝3敗とし、破竹の勢いで白星を量産している。逆転Vを狙う中、首位・巨人にマジック8が点灯しているが、わずか2ゲーム差と背中はすぐそこだ。岡田彰布監督(66)も「マジックの対象はウチなんやな。試合数残ってるけどな、広島とかDeNAは関係ないんやな。まあ、そんなん全然関係ない」と言い切った。

指揮官が泰然自若を貫いているのは、思い描くシナリオに近い展開となっていることも理由の一つだろう。開幕前から「混戦になる」「今年は巨人が一番のライバルになる」などと口にしてきた。残り9試合となって混戦から抜け出し、まさに巨人と阪神の〝一騎打ち〟状態となったことで「言うたやんか、だから。2月に言うたやん、2月に。相手は巨人やって。それくらいやってたら分かるやろ。広島、ピッチャーつぶれたやろ」とも述べ、不敵な笑みを浮かべた。

また、阿部巨人は15日の中日戦(東京ドーム)に中4日でベテラン右腕・菅野を登板させるなど、終盤戦仕様の投手起用を敢行している。一方で、岡田阪神は先発陣を中6日以上の余裕を持ったローテーションで回しており、残り試合でも無理な運用はしない構えだ。その上で「(巨人は)中4日とかなあ、中5日でみんないっとるけど」としつつ「もう(阪神は)ないない。高橋も中9日や、そやろ? ある程度万全の態勢でな、投げられるから」と強調。さらには、ここまで先発で8勝を挙げているビーズリーを中継ぎ待機させるプランを明かすなど、あくまでも〝投手王国〟である自軍が優位な立場であると捉えているようだ。

DeNAとの2連戦(20、21日・横浜)を終えると、22日から本拠地・甲子園で巨人を迎えての2連戦に挑む。負けられない試合が続くが、岡田監督は「去年優勝してなあ、こっから追い上げる大事なゲーム、残り何試合で自分がどういう戦いせなあかんか、そんなん言わんでも分かってる、選手は」と断言する。

経験豊富な虎将のシナリオ通りに白星を重ねれば、逆転優勝も十分に見えてくるはずだ。

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